認知症を疑ってしまうような症状が出始めたら、一番に心配になるのが「いつまで今の生活が続けられるのか」ということ。
今回は、私と同居している家族の体験談をこのブログで紹介したいと思います。
認知症の方の一人暮らしの限界を判断するのか【体験談】
認知症になったからと言って、急にこれまで通りの生活が送れなくなるとも限りません。
もちろん、個人差はありますが、私の祖母の場合は、
- 何度も同じことを聞く
- 今日が何月何日かあやふや
- 料理の手順がたまに分からなくなる
くらいの時期までは、一人暮らしをしていました。
この時の本人の口癖は、「頭がおかしくなった」でした。
祖父が他界して1年ほどは、足腰も元気で15分くらい歩いてスーパーに行くくらい元気な祖母だったのですが、しばらくして物忘れが激しい日が多くなりました。
それを機に、祖母が一人暮らしするのは限界だと私を含めた家族が感じるようになっていきました。
MCIと診断されるもセカンドオピニオンではせん妄と言われる
2020年ごろから物忘れが目立つようになり、よく分からない行動を目にすることも少しずつ増えていきました。
例えば、ホチキスを詰め切りと思って爪を切ろうとしたり、お盆なのにお正月だと言い出したり。
もう、そこに元気なときの祖母の姿はありませんでした。
このまま、一人暮らしができるほど、安全に暮らせるような状態ではありませんでした。
診断①海馬委縮×長谷川式テストの結果でMCI
私の母が祖母を脳神経外科に行ったところ、MRIと認知症かどうか判断する基準の一つにされる長谷川式認知症スケールを実施。
現状で海馬の萎縮が確認されていて、血液検査も実施。
このままだと、アルツハイマー型認知症を発症するかもしれないと診断を受けています。
同時に、祖母はその時点でMCI(軽度認知障害)と言い渡されました。
祖母と母に、医師があまりにもあっさりと伝えてしまったため、いきなりの診断に二人とも受け入れられず。
ひどく、憤っていたことを覚えています。
診断②水分不足によるせん妄
以前から繋がりがあった病院に祖母を連れていったところ、認知症ではないんじゃないかと言われました。
このとき、認知症にもうすぐなってしまうと家族ともども思っていたため、どこかで心が救われたような気がしました。
認知症の場合、急激に症状が悪化することは少ないということを言われ。
夏ということもあり、水分不足によるせん妄と診断を受けました。
せん妄か認知症か、本当にこの2つは症状が似通っているらしく、精神科の医師が判断するのもかなり難しいとも言われました。
水分補給といっても、祖母は日頃から水やお茶を飲む人ではないので、いろいろと試しました。
例えば、炭酸水。
水をそのまま飲むのは少し抵抗があったようで、夏の暑さをすっきりできればという期待も込めて購入しました。
そこまで炭酸が強くなくて、あっさりしているので普段から炭酸水飲まないよという人にもおすすめ。
もともと、私と夫が炭酸水好きということもあり、以前からこちらのショップで購入していましたが、発送も早く信頼できます。
肝心の祖母の反応はというと…。
「水を飲むよりは飲みやすい」となかなか、◎。
また、祖母は便秘気味ということもあったので、できれば薬は飲んでほしくないという思いもアリ、便秘解消の期待も込めて飲んでもらいました。
お通じの調子も、飲ませ続けていると良くなったみたいです。
他にも、高齢者施設で働く友人に相談したところ、毎日水分をたっぷり摂りたがらない場合は、ゼリーを食べてもらうようにしていると教えてもらいました。
たらみのゼリーは、フルーツがたっぷり入っているような気がします。
まとめ買いして、家族でおやつタイムと言いつつ、水分補給できるのが理想ですよね。
認知症の人の一人暮らしの限界は安全に生活できるかどうかが基準に
認知症の人の症状は人それぞれです。
症状が進行して初期、中期と、一人暮らしどころか、家族間での介護が難しいケースもあります。
安全に生活できるかどうか、という目線で大切な家族の変化を観察し、判断することをおすすめします。

