認知症の症状が出てきて一人暮らしさせるのは心配。
施設に入るのはどうかと聞いたら、家が一番だといい拒否されたことがある人もいるかもしれません。
私は、認知症の症状が出てきた祖母と一緒に暮らしています。
今回は、認知症の家族と同居する中でこれがつらい、ということをこのブログで紹介します。
自分が潰れる前に、何をすれば今の状況が楽になるのか、試した結果をお伝えします。
認知症の家族と同居すると誰に相談すればいいか分からない
さまざまな事情で、認知症の方と同居している人、いるかと思います。
私の場合は、割と元気だった祖母と同居を決め、増築工事をしている間に祖母が脳梗塞を発症。
その後、軽い認知症の症状(物忘れなど)と片麻痺で退院で同居スタート。
一番初めにつらいと感じたのは、相談する相手がいないこと。
物忘れが激しく何度も同じことを聞く、床を拭いたふきんでテーブルを拭くなどの行為など、誰につらいと言えばいいか分からないという苦しみがありました。
認知症の家族と同居がつらいと思った時の改善策
認知症の家族との同居は、どうしても介護される側のペースに合わせなければいけません。
なので、介護する側は今まで通りの生活を送ることが難しくなります。
私がつらいと思ったときは、以下のようなことを試してみました。
近所の似たような環境の人に話を聞いてもらう
これは、できるかどうかは状況次第かと思います。
私の場合は、近所に認知症の高齢者と一緒に同居している方がいて、その方にたまに話を聞いてもらっていました。
相手が介護を経験している人だと、共感するポイントが同じで、つらさが半分になるというか。
かなり気持ちが楽になります。
また、これからどんな風な経過になるのか、より具体的な部分が見えてきたように感じます。
ケアマネさんにもたまに話を聞いてもらいますが、やっぱりお仕事という形での対応なのでモヤモヤして終了してしまうんです。
やはり、似たような経験をしている人に話を聞いてもらうのは、ストレス解消にかなりつながります。
どうしても、同居していない人に相談すると、「もっと頑張って」「気にしなければいい」と言い方が悪いですが、無責任な結果になりますからね。
料理にこだわってみる
現状がつらいというのは、同居する家族は認知症という病気なのですぐに改善することはありません。
なので、毎日の食事に熱を入れて作ってみるのもおすすめ。
認知症の家族が特に美味しいと言ってくれなくてもいいので、自分が食べたいもの、前から作ってみたかったものを時間をかけて作ってみると、けっこう気持ちがすっきりします。
料理はもちろん、お菓子作り、パンづくりもおすすめです。
祖母は食パンが好き、私の一番下の子どもが離乳食開始というタイミングもあって、思い切ってホームベーカリーを購入しています。
本当はパナソニックのホームベーカリーが良かったんですが、高いので諦めました。
口コミもけっこうよくて、2斤焼けるアイリスのこちらのタイプを購入。
焼いてみましたが、しっかりと膨らんで、お家にいながらふわふわ食パンが焼けました。
祖母も朝から食パンの良い香りがすると喜んでいました。
気になっていた映画やドラマを観る
認知症の家族との同居は、24時間どこかで気を遣わなければいけません。
なので、意識していなくても、知らないところでけっこう疲れるんです。
介護や見守りが落ち着いた夜、デイサービスに行っている昼間の時間をうまく利用して、映画やドラマを観るのもおすすめです。
認知症の家族との同居がつらいときはストレス解消を忘れずに
認知症の家族との同居は、何がつらいのか、一緒に暮らしている人には理解してもらうことが難しいです。
自分がつらいと思ったら、それは身体からのサイン。
自分を大切にするためにも、つらいと感じたら適度にストレス解消することをおすすめします。

