大切な家族に認知症があり、これからショートステイを利用する予定がある人もいるでしょう。
私は、初期の認知症の疑いがある祖母と同居しています。
日頃は穏やかなんですが、ショートステイ利用日が近くなると激変。
機嫌が悪い日が続きます。
このブログでは、ショートステイの利用で認知症が悪化するのかもと心配している方に向けて、同居する私の体験談をお伝えします。
ショートステイの日が近づくと認知症が悪化
同居する祖母は、軽度の認知症です。
日によっては、昨日、一昨日と言わず、1ヶ月くらい前の出来事もしっかり覚えています。
ただ、調子が悪い日は、数秒前のことも忘れてしまうくらいになり、本当に波があります。
そんな80代の祖母と私は同居しているわけですが…。
ショートステイの利用日が近くなると、かなり機嫌が悪くなります。
些細なことでイライラして、どこか疲れている様子です。
その原因がショートステイだということは、同居を開始して2年くらいかけてやっと分かりました。
具体的に、どれくらい状態が悪くなるかというと↓
- 頭が痛い、気分が悪いと何度も言う(同じことを繰り返し言う)
- マイナス思考が強くなり「もう死んでしまいたい」と言う(マイナス発言が増える、塞ぎこむ)
- 顔がひきつる、無気力(アパシー、うつ状態)
今思いつくだけでも、こんな感じです。
ショートステイが原因で認知症が悪化したときの解決策
認知症の家族が、ショートステイが原因で症状が悪化するというのは決して珍しいことではないみたいです。
近くで、めまぐるしく症状が変わるのを見ている家族としては、何が起きたんだとパニックになる人もいるでしょう。
私も同居したばかりの頃は、認知症という病気だから仕方ないと割り切ることが今以上にできていなくて。
私の方が正直なところ、動揺してばかりでした。
本当にこれは難しい問題だと、今でもショートステイ利用日が近くなると身に染みて思います。
認知症の家族と同居している私からの解決策としては、
- 冷静になり家族の精神状態を受け入れる
- ショートステイに行ってどんなことをするか話掛ける
- そっとしておく
この3つです。
ショートステイを利用してもらうというのには、主に介護している方に何かしら理由があります。(仕事、リフレッシュなど)
なので、認知症が悪化してまで行かせるのは可哀そう、とショートステイの利用を辞めてしまうと、介護する側が潰れやすくなってしまうわけです。
認知症の症状が、ショートステイが原因で悪化していたとしても、ある程度、割きる強さも大事かなと思います。
ショートステイ先を決定する前に、私の家族内で起こったこちらの記事も参考にしてください。
環境を確認するのって、本当に大事です。
ショートステイ先の環境確認は必須!失敗して分かったことと反省点
ショートステイが理由で認知症が悪化しても仕方ないと考えるのも大切
ショートステイが理由で、せっかく落ち着いていた認知症の症状が悪化してしまう。
それは、大変なことではありますが、介護する側の生活や体力回復のためにも、避けては通れないものです。
症状が悪化していると思ったら、冷静になってありのままを受け止めたり、ショートステイに行った先で楽しいことがあればそれを話題にしたりとうまく切り抜けられるのがベスト。
家族の健康も大事ですが、介護する人がまずは元気で続けられるように努めることも忘れないでくださいね。

