認知症とひと言でいっても、人によって症状はさまざま。

同居するだけでも、けっこうな覚悟がいるわけですが、いざ認知症の祖母との生活が始まると毎日のように壁にぶちあたっています。

祖母と同居する中で、トラブルに何度も発展しているのが「薬の管理」です。

今回は、祖母の薬をどうかんりしているのかについて紹介します。

便利グッズについてもお伝えしていますので、困っている人はぜひ参考にしてくださいね。

祖母が薬に執着して家族内でトラブルに発展した過去

祖母は認知症と思われる症状がひどく出ていたとき、自分の部屋に薬を何種類か置いておきたいと言い張り、同居する家族が困ったことがありました。

病院から処方される薬は、ほぼ毎日飲む必要あり。

ただ、自室に置いていると、たまに間違えてのもうとしたこともあり、リビングのクローゼットで管理していました。

あまりにも、こちら側の話を聞いてくれないからということで、何度か言い合いになり、何とも言えない雰囲気になったことを覚えています。

お薬カレンダーをリビングに設置するとスムーズに

祖母が自室に薬を持って行ってしまうと、いつ飲んでいるか分からない、間違えて違う日の薬も飲んでしまっているんじゃないかと心配しなければいけなくなります。

考えた結果、人が集まるリビングにお薬カレンダーを購入し設置してみることに。

楽天市場で「お薬カレンダー」と検索してみると、シンプルなものからカラフルなものまでいろいろありました。

結局、迷いながらも購入したのがこれです↓

我が家の壁紙は漆喰の深緑。

ということで、ブラウンを購入しました。

小さいボックスは毎日飲む薬を入れるのにぴったりな5㎝(縦)×7.7cm(横)。

マチ付きなので、何種類か薬があるときもスッポリ収納できます。

こちらのお薬カレンダーは、「いつ、どの薬を飲むのか」一目で分かるデザイン。

祖母はもちろん、同居する私たち家族も「飲んだ?」「飲ませたかな」という心配がなくなりました。

どうしても、朝飲まなきゃいけない薬、夜飲まなきゃいけない薬というのは、子育てが忙しいタイミングと重なりやすく、つい忘れてしまうこともあります。

お薬カレンダーをリビングに設置してからは、祖母が薬を飲み忘れるということはほぼなくなりました。

購入して良かったなと思います。

認知症の人と同居する時の薬問題はお薬カレンダーを活用して

薬の管理は、認知症の人と同居する家族にとって、ちょっとした手間になるのは言うまでもありません。

私の祖母の場合は、日によって調子が悪いこともあればいいこともあります。

なので、調子が良いときは自分でお薬カレンダーがある場所に行って薬を取り、飲んでくれますが、そうでない場合は薬を飲んだことすら忘れてしまうこともあるわけです。

認知症の本人、同居している家族が安心して薬の管理をする方法を探している人は、お薬カレンダーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。