同居していると、「今日は何曜日」「何日だったっけ」と、1週間に少なくとも週に3日は聞かれます。

どうすれば、認知症の本人を傷つけることなく、同居する家族と一緒に暮らすことができるのか。

このブログでは、私が「分からないこと」に悩んでいる祖母にどう接しているのか、実際に使っているグッズの紹介もしながらお伝えしていきます。

認知症の家族から分からないと言われたら答えを教えてあげる

認知症の家族に「今日は何日?何曜日だったっけ?」と聞かれたら、まずは冷静になることが大切です。

家族だと、どうしても、冷静になれずに「なんで分からないの」とキツく言い返してしまうのはあるある。

ただ、認知症本人は分からないから聞いているだけなので、優しく答えてあげるのがベストです。

同居を始めたころは、どこまで祖母が覚えているのか分からないことも多かったので、つい、祖母の記憶力を試すようなことばかりしていました。

今はそれは辞めて、「今日は○月×日○曜日だよ」と答えるようにしています。

日時が分かりやすいグッズを使うと認知症本人も安心しやすい

私の祖母の場合、自室にいても、今日は何月何日なのか、分からずに悩み続けることもあるといいます。

紙のカレンダー(壁掛け式で予定が書き込めるタイプ)を見ても、どうもピンと来ないらしく、いつも不安げでした。

ちょうど、脳梗塞を起こして回復期のリハビリ病院に4ヶ月入院していたころにプレゼントしたデジタル時計があるのを思い出し、祖母の自室に置いてみました。

お気に入りのラジカセの上にも、ピッタリのサイズでいいみたいです。

認知症の人でも分かりやすい電波時計の画像

こちら、何時なのか一目でわかる大きさで、今日が何月何日何曜日なのかも一目瞭然。

「これがあったね」と祖母も笑顔で喜んで、デイサービスに行きました。

病室にでも置けるようにと少し小さめの卓上タイプにしましたが、自宅で過ごすことが増えたので、もう少し大きいタイプを買ってもいいのかなと考えているところです。


デジタル時計はちょっと…。

という場合は、日めくりカレンダーもいいかもしれません。

祖母は元気だったころは、こんな感じのものをよく、リビングにかけていました。


昔ながらの日めくりカレンダー。

本人からしても、どこか安心できる雰囲気になるのかもしれません。

同居する認知症の家族が日時を忘れても冷静な心を持つことが大切

認知症と診断された家族と同居すると、つい、しっかり支えてあげなきゃと意気込んでしまいがち。

自分ではそうは思っていないにしても、どこかで気合が入るというか、ちゃんとしなきゃと思ってしまう人は意外と多いものです。

認知症の家族が「今日は何月何日なのか分からない」と聞いてきたら、忘れたことを責めるのではなく、素直に教えてあげることが大切です。

本人が自分で確認できるように自室に電波時計で時間と日時が同時に確認できるものを置いたり、日めくりカレンダーを置いたりしてみるのもいいでしょう。